院長あいさつ

治療方針

なぜ痛いか”を一緒に考える医療を目指しています。

 整形外科では 「器質的な痛み」 に注目することが一般的です。つまり、レントゲンやMRIで確認できるような骨や軟骨、靭帯の損傷が原因の痛みを対象にし、薬・注射・リハビリ・場合によっては手術を行います。しかし、実際には 「画像では異常があるのに痛くない人」 もいれば、逆に 「画像上は問題がないのに強い痛みがある人」 もいます。この違いを生むのが 「機能的な痛み」 です。

  • 器質的な痛みの例
    • ・骨折、靭帯損傷、半月板の損傷などの明らかな外傷
    • ・加齢による変性が進行し、関節の変形が痛みを引き起こしているケース
  • 機能的な痛みの例
    • ・膝の痛み → 実は股関節や足首の動きが悪いために負担がかかっている
    • ・肩の痛み → 実は背中や腰の使い方が悪く、肩に余計な力が入ってしまっている
    • ・腰痛 → 椎間板ヘルニアと診断されたが、本当の原因は姿勢の悪さや筋肉の使い方


機能的な痛みは、 「体の使い方を変えることで改善できる」 ことが多く、適切なリハビリや運動療法によって手術を回避できる場合もあります。

とはいえ、手術が悪いわけではありません。むしろ、手術が必要なケースも当然あり、適切なタイミングで行えば劇的に回復することもあります。私たちは 「本当に必要な手術は推奨する」 一方で、 「不要な手術は避ける」 というスタンスを大切にしています。そのためにも、まずは 「痛みの本当の原因を見極めること」 が重要なのです。

当院では 「手術が必要かどうか」 を見極めるとともに、手術をせずに改善できる方法を患者さまと一緒に考えていきます。

ごあいさつ画像

院長の横顔

医療にも患者さんにも趣味にも、 探究心をもってじっくり向き合っています。

私は横浜・鶴見で生まれ育ち、運動が好きな活発な少年でした。医師を目指したきっかけは、両親も医師でその背中を見てきたこともそうですが、名付け親の永平寺のお坊さんに「医師にならないなら寺に入れて育てる」と言われたことが決定打でした。 中学から大学時代はテニス部に所属し、勉強とスポーツに全力投球する日々を送りました。
今でも体を動かすことは大好きで、ゴルフでは所属クラブでクラブチャンピオンを二度獲得しました。昼休みや休日は、ネットで映画やゴルフの番組を見たり、旧車のことを調べたりするのが日課です。 そして、毎年の恒例行事が「虫合宿」。夏休みになると、子どもと一緒に西表島へ昆虫観察や釣りに出かけます。
虫の生態や生き様を観察していると、自然の奥深さを改めて感じさせられます。 どうも私は物事への探究心があるようで、「それが医師という仕事に向いている」と、ゴルフ仲間や昔の友人たちに言われます。そんな性格を活かして患者さんの痛みや不調と真剣に向き合い、「もっと楽に動ける体」を一緒に目指すことに情熱を注いでいます。

私の横顔
私の横顔

DOCTOR/GENKOU KARASAWA

経 歴

昭和41年
横浜市鶴見区豊岡町に柄澤医院の3代目として出生。
地元桜ヶ丘幼稚園、聖ヨセフ学園の小学校を経て、慶応中等部、慶応高校へ進学し、祖父の母校である東京医科大学に入学。
平成 4年
東京医科大学整形外科教室入局
平成 6年
整形外科学教室助手
平成 7年
東京医科大学霞ヶ浦病院整形外科助手
平成 9年
都立松沢病院整形外科勤務
平成12年
東京医科大学霞ヶ浦病院再出向
平成13年
東京医科大学霞ヶ浦病院整形外科外来医長
平成14年
総合新川橋病院整形外科非常勤
日本医師会認定産業医

資格・所属

資 格

  • 日本整形外科学会認定専門医
  • 日本AKA研究会会員
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